溶接ヒューム測定中

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工場内の溶接ヒューム濃度測定をしました。

溶接ヒュームって何?

鉄骨と鉄骨を接合するのにアーク溶接という作業が必要です。鉄を一度溶かしてつなぎ合わせるのでその温度は1,500~2,800℃にもなります。熱によって溶かされた金属が蒸気となりその蒸気が冷却する際に金属の細かな粒子が発生します。この粒子の事を溶接ヒュームといいます。溶接ヒュームの中には特定化学物質として認定されている塩基酸化マンガンが含まれており、長期間暴露することにより呼吸器系疾患のリスクが高まってきてしまいます。

2021年の政令改正で溶接ヒュームに含まれている塩基酸化マンガンが特定化学物質に指定され、1工場に付き一人アーク溶接等の作業主任者を置く必要があったり、その作業主任者はそのために『特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者技能講習』(長い!)を受講したりしています。

今回工場内の溶接ヒュームの濃度を調べるのもその一つで、人体に影響のある溶接ヒュームに対する対策とそのために必要な措置をするものです。しかるべき機関に測定をお願いして1日かけて空気中の溶接ヒュームの濃度がどのくらいになるのか、を調べていただきました。

測定方法は溶接作業者の呼吸域に近いところに測定機器を取付けて、作業中の空気を吸引していきます。2人以上のサンプルを採取してその中にどのくらいのマンガンが含まれているのかを見ていくのだそうです。2人以上の測定値のうち、最大濃度を評価値とします。その結果によって正しいマスクの選定や必要に応じた換気対策をしていく流れになります。

空気中の溶接ヒュームの濃度を調べるということは、作業者が体の中にどのくらいの溶接ヒュームを入れてしまっているかが数値としてしっかり分かるという事ですよね。法律だからとか義務だからというのではなく、工場で働いている人たちがいつまでも健康でいるために必要なことなのだという事を今回強く再認識しました。

 

 

 

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